こんにちは(*‘∀‘)
ロシア関係ない話題かもしれないですが、「ヒデとロザンナ」はご存知でしょうか。
私は「速報!歌の大辞テン」を中学生か・・・くらいの時に見ている時に知りました。
現在の歌ランキングと昔の歌ランキングを発表していた番組でした。
☟ヒデとロザンナ 元祖 壁ドン(ならぬ岩ドンw)
CDジャケット 歌:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9B%E3%81%AE%E5%A5%87%E8%B7%A1
素敵なお二人ですよね。歌ってる時もラブラブな雰囲気漂う・・・(*´ω`*)
そんなお二人は1975年に結婚。
お子さんは3人おられるそう。
旦那様は1990年に結腸がんで47歳という若さで逝去。
お孫さんもできて現在ロザンナさんはおばあちゃんに。
目次
ロザンナさんが2017年に日本国籍を取得
どうしてイタリア人のロザンナさんを取り上げたかと言うと、
ロザンナさんが去年、日本国籍を取られたからです。
(前にちらっとテレビで見てたけど、今日なぜか思い出したw)
ロザンナさんはヒデさんが亡くなっても日本に住み続けており、お子さんも皆日本で暮らしています。
そこで私は疑問に思ったのですが、
なぜ今さら日本国籍を取得?
65年以上もイタリア人として生きてきて、イタリアの国籍を捨てて日本国籍を取得するというのは
すごく勇気が要ることのような気がします。というか、要るでしょうね。。(゜-゜)
その理由が以下。
知人のイタリア人が日本でイタリア人のまま亡くなった時、手続きなどかなりややこしかった。
自分の子ども達にそうした複雑な課題を残したくないという思いもあり、帰化をした。
ロザンナさんが「終活」を考えた際に、「イタリア人国籍のままでいると、イタリア語を話せない子どもたちに苦労かけてしまう」
というお母さんの愛が帰化させたのですね。
子どもたちがしっかりとロザンナさんの日本の財産を引き継げるように、ということも大きいと思います。
たぶん、イタリアの財産相続の方は放棄申請されているハズ。
ロシア人が配偶者だったら、財産相続等どうなるの?
国によって、「住んでる国の法律に従う(住所地法主義)」もしくは「国籍の国の法律に従う(本国法主義)」と決められているそうです。
そこで調べてみました。
日本は・・・
日本では、“法の適用に関する通則法”が日本国内における準拠法決定のルールを定めていますが、同法36条によると、「相続は、被相続人の本国法による」とされ、動産と不動産を区別しない相続統一主義が採用されています。
引用:https://avance-media.com/souzoku/39558078/
よって、日本は「国籍の国の法律に従う(本国法主義)」
ロシアは・・・
Теперь коснемся вопроса регулирования имущественных и неимущественных отношений супругов в международном браке. Личные неимущественные и имущественные права и обязанности супругов определяются законодательством государства, на территорий которого они имеют совместное место жительства. То есть, если вы со своим супругом будете жить в России, то все имущество, нажитое в браке, будет, в соответствии с российским законодательством, общим, если иное условие не установлено брачным договором. Кстати, заключение самого брачного договора также будет регулироваться Семейным кодексом Российской Федерации. Если же вы будете проживать на территории иностранного государства, то регламентация ваших имущественных и неимущественных отношений будет осуществляться законодательством этого государства.
引用:http://www.advo-help.ru
では、国際結婚での財産・非財産規制について触れましょう。
個人の財産・非財産の所有権や責任は同居している場所の規制によって決められます。
すなわち、例えば配偶者とロシアで住むのなら、結婚で得る全ての財産は、別段、婚姻同意における契約がない限り、一般にロシアの法律が適用がされます。
ちなみに、その婚姻同意の締結はロシアの家族法でも規制されます。
もし貴方が外国に滞在しているなら、財産・非財産の取扱い法廷規定はその国の法律によって実行されます。
ちなみに、ロシアのИмущественные и неимущественные праваは、имущественные =家・お金等 一般に財産になるもの。 неимущественные=著作権や特許など。
上記引用ロシア語の和訳 by 私
上記の露文を訳しましたが、ご自分でもご確認下さいませ。
よって、ロシアは「住んでる国の法律に従う(住所地法主義)」
ですが、上記のロシア弁護士の記事は10年前のものかもしれません。サイトのコピーライトが更新されてないまま。。
ロシアの法律はよく変わりますので、注意なさってください。
今のところ、日本もロシアも「動産と不動産を区別しない相続統一主義」だと思われるので、米国など(さらに州にもよる)に比べると
複雑では無さそう。。(と、いってもロシアでの手続きは職員によって苦労の度合いが変わるw)
ですが、相続手続き中に様々な書類関係で国籍の壁が立ちはだかることも事実だそうです。
日本も相続に関する法律がもうすぐ変わります。(たぶんまだ案だったと思います)
以下、日本の相続に関する見直し案についての参考記事です。
https://manetatsu.com/2018/01/114519/
ちなみにロシア人夫にロシアの相続に関して聞いてみた
上記の相続の件に関してニュースでやってて、ふと
私「そういえば、ロシアの場合はどうなの?」
夫「ロシア人の場合は配偶者や子どもに残す財産って多くないから問題にならない」
私「・・・あ、そう。。」
自分の主観じゃないか??(^_^;)と思った私。ロシアでも金持ちはたくさんいるよね。
実家だって義両親の持ち家だけど、どうなんだろ。
こういう財産のことはまだ考えないけど、自分でも色々調べないとな、と思った私でした。(-_-)
法律が変わった(変わってた)時に備えて
法的に有効な遺言書を書いておくべきですね。
法律で定められていても遺言書に記しておけば例外として認められる場合があります。
私も夫もまだ若いし、書かなさそうですが。。(特に夫は「そんなの死ぬみたいじゃん!」って言いそう。)
ちなみに、ロシア人は基本的に生命保険に入らないので、私も夫に日本で生命保険に加入させる時は苦労しました。なので、こういった「死」への備えの同意を得るのは苦労するかもしれませんね。。
人にもよるでしょうが。。
国際結婚で子どもがいらっしゃる方は万が一の場合に備えて子どもに苦労かけないように用意しておくのも手かもしれません。
この記事を書いてみて思ったこと
ふと、ロザンナさんの帰化のことが思い浮かんだのが記事を書くきっかけでしたが
少し前に「ライフプラン」のシュミレーションを簡単にやってみたりして、
計画の立てにくい(笑)私たちの人生でも、「普通の人生だとこのくらい」という感覚があるだけでも全然違うと思いました。
その将来に対して何をすべきかの「感覚」を掴むためにもこの件は勉強になったと思います。
そして相続のことに関しての記事を書くにつれて、
国際結婚した人たちが高齢化していくと、さらに色々な課題が見えてきそうだとも思いました。
国際結婚っていうこと自体で、お互いの家族に様々な書類を請求したり、協力を求めたりせざるを得ない場面が多々あり、
夫婦の責任として出来るだけ親たち、兄弟たち、そして未来の子どもたち(希望)に迷惑かけないように、だけど我慢しなくてもいい、幸せな選択が日々できればいいなと思っています。
[…] […]