以前書いたこちらの記事:「葬儀」について考える【国際結婚の問題点】(ロシア正教についてのマナーにも触れたことから)から、私はハリストス正教会へ行こうと思いました。
それは万が一に備えて、というわけでは無く(もちろん大切です)今後ロシアで生活することになった時に少し役に立つからと思ったからです。
目次
ハリストス正教会に行ってみた!
見えてきました!大阪ハリストス正教会です。阪急の豊津駅から5分くらいで行けます。
ハリストスは、キリストのことです。イエス・キリストをロシア語で書くとИисус Христос(Iisus Khristos)となります。
1878(明治11)年3月に大阪正教会が誕生。
1910(明治43)年7月、大阪天満橋に木造ビザンチン式の大阪生神女庇護聖堂が設立される。
この聖堂は日露戦争のロシア戦没者を記憶するための献金により建立されたものである。
1945(昭和20)年6月 戦災に遭う。
1962(昭和37)年4月、現在地に大阪生神女庇護聖堂が再建される。
参考:大阪ハリストス正教会・生神女庇護聖堂 http://www.orthodoxjapan.jp/annai/n-osaka.html
久しぶりに外でロシア語を見たような!ちょっと感激です。
雰囲気のあるКолокол。
教会内で写真を撮って良いのか迷いましたが、美しさに思わず写真を撮りました。。
まさか日本でこんなにロシアを感じるとは思いませんでした。
日本で各地にハリストス正教会があるのは、ニコライ・カサートキンの熱心な伝道活動によります。
(引用:Wikipedia)
こちら亜使徒聖ニコライ。
この時代は日露戦争もあった時代。反露感情の煽りを受けながらも、日本に残ると宣言して
日本人や在日ロシア人のために尽力したというから、すごいです。
日本で亡くなられたようです。
片手の指だけで数えられるほどの伝道師で日本にこれほどまでに教会を作ってるのは本当に驚きです。
ハリストス正教会へ行くにあたっての私の疑問と見つけた回答をご紹介します。
●正教会の教徒じゃなくても教会に行けるの?
「信者でなくとも聖堂の中に入っていいのでしょうか?」という質問をよく受けますが、特に立ち入りを御遠慮頂く様な掲示(「清掃中」など)が無く、扉が開いていて係りの者が居る時は、全く構いません。是非ご覧にいらして下さい。その際のマナーにつきましては下記を御覧下さい。
特にお祈りが行われている時間帯にいらっしゃることを正教会は勧めています。聖堂はホールでもなければ美術館でもありません。祈りが行われている時に見てこそ、「祈りの家」としての聖堂が初めて捉えることができるでしょう。建築やイコンといった視覚的な面だけでなく、聖歌という聴覚、香という嗅覚…様々な感覚にうったえてくる姿こそ、聖堂の真骨頂です。
引用:http://www.geocities.jp/ynicojp2/what-nikolaido.html#1
私は夫と共に教会の中に入らせてもらったのですが、司祭が優しく声をかけて下さって嬉しかったです。
お祈りの時間などの案内もしていただきました。
●正教会でも「ミサ」はあるの?
日本正教会では、西方教会で通例「ミサ」と呼ばれる儀礼に相当するお祈りの事を「聖体礼儀」と呼び、「ミサ」と呼ぶ事はありません。
引用:http://www.geocities.jp/ynicojp2/what-nikolaido.html#1
これは知ってないと「ミサ」と言ってしまいそうです。。
「聖体礼儀」はロシア語で「Божественная Литургия(ボヂェストヴェンナヤ・リトゥルギヤ)」というそうです。
聖体礼儀は毎週日曜日と、各種の正教会の祭日に行われますが、毎週聖体礼儀にあずかれる教会は少ないそうなのでご興味のある方はご確認下さい(#^.^#)
●どうして正教会の十字架は十ではないの?
上部の線は、新約に記されています「ユダヤ人の王・ナザレ人イイスス」と書かれて十字架に打ち付けられた罪状書きを象徴しています。
下部の斜めになった線は、足台を象徴しています。
十字架にイイスス・ハリストス(イエス・キリスト)が磔にされた同日に、その左右に泥棒が一人ずつ十字架に磔にされていました。ハリストスから見て左側の泥棒は、ハリストスをののしりました。右側の泥棒は、ハリストスに「主よ、爾の国に来らん(きたらん)時、我を記念せよ」と願いました。右側の泥棒はこの痛悔(つうかい)によって天国を約束されました。足台を表す棒の、(ハリストスから見て)右側が上がっているのは、右側の盗賊が天国を約束されたことを、棒を上に向けることで表しています。
この右側の盗賊のことを正教会では「右盗」(うとう)と呼びます。
引用:http://www.geocities.jp/ynicojp2/what-nikolaido.html#1
また、この十字架は「八端十字架」というそうです。
('ω')その他知っておきたい言葉
●「イス ポラ エティ デスポタ」
主教様の祝福に対する答礼の言葉で、「君や幾年も」(主教様にいつまでも神様の守りと恩寵が賜わられますように)といった意味です。
●「公祈祷」
礼拝のこと。
●「奉神礼」
「典礼」のこと。
●祭の名"Успение Богородицы"(ウスペーニイェ・ボゴロジツィ)
正教会では「生神女就寝祭」のことです。
●「アミン」
「アーメン」のこと。
●その他、キリスト教徒異なる名前
「イオアン」=「ヨハネ」、「マトフェイ」=「マタイ」、「フォマ」=「トマス」、「パウェル」=「パウロ」
参考:http://www.geocities.jp/ynicojp2/what-nikolaido.html#1
最後にマナーを守って教会に行きましょう('ω')
<聖堂内のマナー>
携帯電話の電源はお切り下さい。聖堂内では静粛にお願いします。
荷物は手にさげてお入り下さい。手袋を外し、男性は帽子をお取り下さい。
4本の巨大な柱より前へは、信徒以外の方の立ち入りを原則としてご遠慮頂いております。
聖堂内での写真撮影はご遠慮ください。
飲食物の持ち込みは、ご遠慮下さい。
ラフすぎる服装は避けて下さい(露出が多過ぎる服装や、身体のラインがハッキリ分ってしまう服装は特に御遠慮下さい)。
領聖(ハリストス:キリストの体と血に聖変化したパンと葡萄酒を頂くこと)は、信徒のみが受けることができるものですので、領聖の列には並ばないようにして下さい。
引用:http://www.geocities.jp/ynicojp2/what-nikolaido.html#1
また、教会に行かなくても日本でもイコンがネットで手に入るようです。(しかもお手頃。。)
ミニサイズ・イコン 奇跡者:聖ニコライ 6.7x7.1cm 卓上・壁掛両用 ロシア製
私は後ろのオーラみたいになっているсводが何気に好きですね!(#^.^#)