ロシア語学習

バイリンガル教育について【実際にバイリンガル教育に成功した人など】

バイリンガルに育てるのは難しい

海外で知り合った人たち

 

以前にも書いたかもしれませんが・・・

私はハーフは二か国語話せるという

ステレオタイプ的な考えを持っていました。

 

子どもをバイリンガルに育てるのがいかに難しいか、

海外育ちの日本人やハーフの子たちと話す機会があったので

その時に知りました。

 

英語圏に居た時に知り合った海外育ちの日本人やハーフのうち

ちゃんとバイリンガルな人は一人もいませんでした。

 

皆、英語に偏っていました。

もちろん、もっと私の人脈が広ければ

ちゃんとバイリンガルの人もいたでしょう。

でもかなり少数だと思います。

 

日本語も少しできるけど、少し難しい表現は無理だったり

漢字は書くことができない。

 

日露バイリンガルのセミナー

 

夫がバイリンガルについての日露のセミナーに参加しましたが

「すごく頑張らないといけない感じだった」と言っていました。

言語の専門家が来て講演していたらしいです。

 

中途半端なバイリンガル教育は

日本語もロシア語もどちらも中途半端になって、

どちらの読解力も難しくなる。

 

つまり

中途半端なバイリンガル教育は

2倍の語彙を持つのではなく

1/2と1/2で1になるそうです。

どちらの言語も語彙力が少ない状態。

それならどちらかをしっかり母語にする方が

理解は深まるのだとか。

 

子どもを日露バイリンガルに育てた凄いママ

 

最近知り合ったロシア人ママが凄い人でした。

子ども2人は既に結構大きくなっています。

2人とも日露のバイリンガル。

 

ロシア人ママの経歴

 

日本で2人のお子さんを出産し、

しばらく日本に住んでいたロシア人ママ。

お子さんたちは確か小学生になっていないくらいで

日本人の夫と離婚。

ロシアに戻り、子どもたちを日本語学校に通わせたらしい。

数年間ロシアに住む。

「やっぱり日本語をもっと勉強させないと」と思ったそうです。

そしてシングルマザーで異国の日本に戻る決意をし

お子さん2人を日本の学校に通わせる。

 

日本人の旦那さんと別れても

子どものアイデンティティを一番に考えていたんだろうなーと思います。

異国の地でパートナーなしに戻るって凄いです。

ロシア人ママに聞いたバイリンガルにするために重要なこと

 

・日本在住なら、家はロシア語だけに徹底する(外で日本語を学んでいる為)

・同じ様な立場の子どもたちの集まりに参加する(刺激になるそう)

・日本在住ならロシア語の先生によるレッスンも受けさせる(バイリンガルにするための先生もいるらしい)

 

・日本在住なら、家はロシア語だけを徹底する

 

一つのセンテンスに違う言語が混ざると良くないそうです。

私と夫は都合のいい言語になっていて

ロシア語と日本語が混ざった変な会話になっています。

単語だけロシア語だったり、助詞は日本語だったり。。

これって私のロシア語の成長にも良くないんだろうなと思いつつ・・・

しかもこの会話って結構周りをイラっとさせるらしくて(ネットで見たw)

気をつけようと思いました。。(*_*;

これを機に頑張らなくては!

 

・同じ様な立場の子どもたちの集まりに参加する

 

大使館や領事館などでもイベントがあるそうです。

「子どもの小さいうちは出来るだけ参加してたよ」とのこと。

同じ様な境遇の子たちに会えることで刺激になったり、

友達ができるのは良いことですよね。

 

・日本在住ならロシア語の先生によるレッスンも受けさせる

 

先生をつけることで、ちゃんと勉強することが出来るそうです。

お母さんだったら言うことを聞かない時もある、

そしてお母さんも必要以上に厳しく接する必要はない。

 

バイリンガルにするための先生も少なからずいるらしいです。

プロに任せるのは安心ですよね。

そういった先生でなくてもロシア語のレッスンに通わせたりすることで

家庭だけのロシア語ではなく、外でも使えるちゃんとしたロシア語にする効果があるそうです。

ただ、金銭的には結構な負担になりそうです。

 

バイリンガルにするメリット&デメリット

メリット

・どちらの親族とも会話することが出来る

・将来どちらの国でも活躍することが出来る

・2つの国のアイデンティティを持っているという自信になる

・映画やアニメを両方の言語で楽しむことが出来る

 

デメリット

・厳しい教育をせざるを得ない

・子どもが辛そう

・親子でバイリンガル教育の大変さにストレスを感じる可能性がある

・バイリンガル教育に時間がかなりの時間が使われる

・時間とお金がかかる

 

バイリンガル教育は諦める人が大半

 

メリットよりデメリットの方が大きいと感じて

バイリンガル教育を止める人も多いそうです。

 

「別に日本に戻るつもりはないから、日本語は必要ない」

「中途半端でも、じいじとばあばと会話出来たらいいよ」

「幼児虐待のように感じて辛くなってやめた」

「他に子どものやりたいことがあったら、そっちを優先するべき」

 

バイリンガルの子どもたちが大人になると

 

バイリンガル教育を受けてきて大人になった人たちはどう思っているのでしょうか。

ブログ上で何人かのバイリンガルの方の意見を過去に見た時に

だいたい以下の2つのような意見に分かれていました。

人数的には「良かった」と思っている人の方が多かったですが、

「良かった」と思っているのは女性の方が多い感じでした。

(ブログ等に書いているのが女性の方が多いのかもしれませんが)

 

「良かった」派

ある人は・・・

「小さい頃は、両親に不満があった。

週に1回は日本語の学校に通ったりして

他の子と遊べなくて辛かった。

でも、大人になって日本で働こうという

選択肢も出来たし

自分のやりたいことと最終的に繋がったから

最終的には良かった。感謝している。」

 

「無駄だった」派

また、ある人は・・・

「小さい頃にやりたくもない日本語の勉強に

すごく時間がとられた。

その代わりにやりたかったことが沢山あった。

今でもあの時間がもったいなかったと思っている。

どうせ日本に行く予定なんてないし。」

 

あとがき

 

息子はまだ乳幼児なので、バイリンガル教育に関しては

そのうち出来たらいいなーと漠然としていました。

実際にセミナーの話やバイリンガル子育てをしたママの話を聞いて

正直なところ「そこまで出来るのだろうか・・・」と戸惑いが出てきました。

 

子どもに選択肢を!という気持ちもある反面、

自分のやりたいことを伸ばして欲しい思いもあるし、

バイリンガル教育は「親のエゴなのでは?」とも思ったり。。

正解なんてないですよね。

 

夫がバス停で見たママの話

 

夫の話です。

バス停で、日本人のお母さんと赤ちゃんがいたそうです。

バスを待っている間に・・・

「赤ちゃんにずっと英単語、サンデー、マンデーとか囁いていて怖かった。」

と、言ってました。。(;^^)そりゃちょっと怪しいかもねぇ・・・

 

そのママは子どもをバイリンガルにしたいんだろうなぁ、、

赤ちゃんに英単語囁くって・・・

意味あるのかなぁ。。

 

20~30代だったら、子どもに投資するのもいいけれど、それより先に自分に投資するほうがいいんじゃないですか。

知人などの話を聞くと、本当は自分が英語をやらないといけないと分かっていても二の足を踏んでいて、

その思いを子どもに押し付けて、子どもに英語を習わせている親も少なくないのかな、と思います。

引用:https://style.nikkei.com/article/DGXMZO81765510Z00C15A1000000?channel=DF130120166071

 

上記の言葉は日英の同時通訳者・翻訳者として様々な分野で活動している枝廣淳子さんの言葉です。

川合亮平さんという英語の通訳者の方が憧れの枝廣さんと対談された内容が記事になっています。

引用元の記事は確か2015年に読んだのですが、今読み返しても勉強になります。(なかなか真似はできませんがw)

記事はこちら

読んだときに、その言葉が強く印象に残ったので思い出して探してみました。

 

子どもに夢を託すのではなく、自分も成長して子どものやる気を育てる、

難しそうですが、そんな教育が出来たらきっと理想ですね。

 

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