ロシア

搭乗拒否された航空券代分を取り戻す戦い①

この記事:搭乗拒否され、ロシアに帰れない年末年始の続編です。

簡潔に原因は、

・広州白雲国際空港行きだが、武漢で燃料チャージを行い、中国への出国と入国地が異なる為、ロシア人はトランジットでも観光ビザが必要

→これが航空会社のチェックインの時の規定文書にひっかかった。:VISA REQUIRED, EXCEPT FOR NATIONALS OF RUSSIAN FED. HOLDING CONFIRMED ONWARD AIRLINE TICKETS DEPARTING DIRECTLY TO A THIRD COUNTRY, IF ARRIVING IN AND DEPARTING FROM THE SAME CITY ※私たちはこの文書はサイトにもチケットにも掲載されていなかった為、事前に知ることが出来なかった。

中国南方航空やその他サイトでは、以下の様な記載にとどまっている。

72時間無料トランジット

適用条件
1.以下51の国の国民
欧州(37か国):オーストリア、ベルギー、チェコ、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ポルトガル、アイスランド、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、スイス、ロシア、イギリス、アイルランド、キプロス、ブルガリア、ルーマニア、ウクライナ、セルビア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロ、マケドニア、アルバニア
アメリカ大陸(6か国):アメリカ、カナダ、ブラジル、メキシコ、アルゼンチン、チリ。
オーストラリア大陸(2か国):オーストラリア、ニュージーランド。
アジア(6か国):韓国、日本、シンガポール、ブルネイ、カタール、アラブ首長国連邦。
2. 本人の有効な国際旅行券を所有。
3. 第三国(地区)の有効なビザを所有。
4.広州白雲空港から第三国(地区)へ出発する72時間以内の日にちが確定したフライトチケットを所有。
5. ビザ免除入国期間活動範囲は中国広東省内に制限。

手続き方法
1.記入した《外国人出入国カード》、有効な国際旅行券、第三国(地区)のビザ、72時間以内に出発予定のチケットを持ち 19-20番カウンターで中国入国管理に対し72時間ビザ免除の手続きを行ってください。
2.入国手続き完了後、到着ロビーにて預け荷物を受け取ってください。

広州を離れる
離陸2時間前に広州白雲国際空港にお越しください。そして、南方航空国際チェックインカウンター(F)でチェックイン手続きを行ってください。

24時間滞在許可
以下の状況に該当するお客様は、中国出入国管理申請を行ってください。

1.外国人有効旅行券を持ち空港から離れるお客様。
2.24時間以内の中国大陸内空港から離陸する有効なフライトチケットをお持ちのお客様。
手続き方法
記入した《外国人出入国カード》、パスポート、乗り継ぎするフライトの搭乗券及び予約票を出入国審査カウンターで24時間の滞在許可を申請してください。

待機及び搭乗
広州から出発するフライトをご利用予定のお客様は3階の出発ロビーの指定された搭乗口へお進みください

搭乗口は空港の都合により変更になる可能性があります。フライト離陸40分前に再度空港内のフライト状況スクリーンに指定の搭乗口ゲート番号を表示いたします。

具体的な出入国政策に関しては、中国出入国管理部にお問い合わせください。

引用:中国南方航空サイトより。http://global.csair.com/JP/JP/FLUS/ZZFW/GZZZ/GZSE

 

mytrip.comのe-ticketには”このフライトは燃料補給か航空機交換のため、武漢で1回があります。したがって、渡航文書が追加で必要となる可能性があります。”と注意書きがあるが、

中国南方航空のサイトには上記の引用の通りで、「夫はビザ不要」との判断に至りました。夫は広州についたら、ビザ免除手続きをすれば良いハズでした。

日本人は15日間ビザなしで中国に滞在できるので、ビザは不要。

 

 

 

疑問

・「該当諸国の国民は中国の同じ空港で中国を出入国しなければならない。」こういった記載を乗客は事前に見つけることが出来ない。さらに事前に知らされていない。

・さらに中国領事館管轄中国ビザセンター曰く、「『中国で同じ地域で出入国しないならば、トランジットでも観光ビザが必要』というのはオカシイ。関係なくトランジットできるハズだ。」とのことだった。

中国の航空会社と中国の領事館の言っていることが異なっている。普通、領事館がスタンダードなのでは?と思うが、航空会社の方が厳しい。何かあれば、航空会社は高額な罰金を請求されるらしいので、念には念を!という感じなのでしょうか。

 

私たちは飛行機に乗ることが出来なかったが、私たちに非は無いと考えました。→返金してもらいたい!!( `ー´)ノ

トランジットでビザが要る、と言われたら急ぎで手続きした「トランジットビザ」だと誰もが思うだろう。トランジットで「観光ビザ」は誰が取るんでしょうか?

 

航空券代だけではなく 本当はキャンセルしたホテルのキャンセル料、キャンセルできなかったから全額失うことになったロシア国内での航空券、空港リムジン、タクシー代 等々 請求したいと思いました。

・・・理想はね。。(苦笑)

 

2017年12月29日

中国南方航空「私たちはmytrip.comに航空券を卸しているだけなので、返金には応じられないです。返金はmytrip.comに言ってください。」とのことだったが、mytrip.comのカスタマーサポートのお姉さんに電話しても「返金ポリシー」を確認して 返金可・不可を伝えるだけ。なので、中国南方航空にも協力してもらいたい旨を伝えました。

また、mytripのカスタマーサポートの部長宛てに「mytrip.comが乗客に必要ビザの通知義務を怠った故、購入者が乗客できなかったので返金して欲しい」旨を記載の上、e-mailを送りました。

CCには中国南方航空を入れました。

2018年1月1日

CCに入れた中国南方航空が反応してくれました。が、ただの謝罪文でした。

そこで、私は「謝罪文ではなく返金してもらいたいのです。」と返事をしました。

2018年1月4日 10:00 am

中国南方航空の東京オフィスの仕事はじめ日。

やっと日本語で説明できることに少し安堵しつつ、交渉をすることにしました。

 

交渉内容:

「mytrip.comが返金に応じてくれる可能性は低いので、中国南方航空の方から返金に応じるよう言ってもらいたい。」

 

(夫がmytripを私に勧めたが、結果的には最悪なエージェントでロシア語の評価でも「返金に応じてくれない」という不満が多く書かれている。夫が「良い」といった理由が不明だが、この件で夫が勧めても鵜吞みにせず自分で評価を確認しようと心に決めました(´・ω・`;)(苦笑))

 

カスタマーサポートのお姉さん@中国南方航空 が最初は全く応じる気がなく、「申し訳ありませんが、こちらは応じられません。」と一貫して言われました。

しかし、(;*_*)ここで、中国南方航空にも断られたら、為す術がない!!このまま引き下がれない!!

ということで 長い間交渉を続けました。カスタマーサポートのお姉さんはルールに従って対応しているだけなので、「貴方の判断ではなく、上司に相談していただけませんか。」と強気で交渉。

カスタマーサポートのお姉さんはメンドクサイな、という態度で応じてくれました。時間がかかる為、掛けなおしてくれることとなりました。

 

お昼に中国南方航空からmytripのサイトについて質問がありましたが、再度掛けなおすと言われました。

 

2018年1月4日 17:40 pm

本当に今日中に返答があるのだろうかとドキドキしていたのですが、マツキヨのレジに並んでいる時に着信が(笑)

普段はサイレントorバイブですが、音が鳴るように設定して待機。

若い中国人男性が歌っているのであろう曲が流れて、レジを離れる。(;*>_<*)なんか。。は、恥ずかしい。。ww

デフォルトがなぞのチョイス・・・(私の携帯Huawaiなんで。。)

 

結果・・・

 

夫の分の航空券代だけ返金できるようにしてくれる。(゜-゜)!

日本人の私にはビザの問題がなく、乗ろうと思えば乗れた為、私の航空券代は返金しない、という結論だったらしいですが、

あの「メンドクサイわー」感丸出しだったお姉さんが頑張ってくれたようで、嬉しかったです。(*´ω`。)ありがとうございます。

実際は全額返してもらいたいのは山々でしたが、全額は無理だろう、寧ろ戦っても返金に応じてくれるか分からない、内心弱気に思っていましたので

半額でも嬉しかったです。

 

が、しかし問題が(;´Д`)!!

mytrip.comには自分で言わないといけない(´・ω・`;)ということです。。言ってくれんのん?(ノД`)・゜・。

mytripが返金してくれればその返金分、彼らは中国南方航空に請求できる感じですが。。

はたしてmytripは素直に応じてくれてスムーズに手続きしてくれるのか・・・?

 

まだ戦いは続きそうです。(;´Д`) (;´Д`) (;´Д`) ・・・

あぁ、またmytripと英語で戦わなくてはならないのか。。(ノД`)・゜・。夫('ω')「ちょっと英語最近忘れたから、お願いします」と、最初から私に丸投げです。。(^_^;)オイ!

 

続きはこちら:搭乗拒否された航空券代分を取り戻す戦い②

航空券関連記事:年明けに(夫だけ)ロシアへ帰省【マイルを貯めるには?】

 

 

More info 中国のビザについて

わたしは中国ビザの申請が必要ですか?

もしも以下のいずれかのケースに該当しない場合、あなたの中国訪問には事前のビザ取得が必須となります。

一、 二国間協議に基づき、一部国家の国民(中国外国相互ビザ免除協定一覧表)が該当するパスポートを所持して中国を訪問する場合には、ビザは免除されます。二国間協議に基づくビザ免除は規定の滞在期間を越すものではありません。越す予定がある場合,事前にビザを申請しなければなりません。2013年9月1日より、中国と二国間協議がある国なら、仕事、留学、長期親族訪問、定居などで在華居留証を申請すべき方又は中国で長期滞在の予定がある記者は、それぞれに応じるZ、X1、Q1、S1、D、J1ビザの申請が必要な上、中国入国の前にそのビザを取れなければなりません。

二、 シンガポール、ブルネイ、日本3カ国の一般旅券を所持する国民が、観光、商用、親族知人訪問あるいは通過の目的で中国へ入国する場合、滞在日数が15日以内であればビザが免除され、外国人に開放された空港、港湾から入国することができます。

但し、上記の3カ国国民のうち、下記に該当する方は事前のビザ申請が必須となります。

(一)一般旅券を所持し、観光、商用、親族知人訪問の目的での滞在が15日間を越える方。

(二)一般旅券を所持し、留学、就労、定住、取材の目的で訪中する方。

(三)日本の外交、公務パスポートを所持する方(二国間協議に基づき、シンガポールとブルネイの外交、公務パスポートを所持する方については、滞在日数が30日間を超えない場合にはビザが免除されます)。

三、 中国と国交のある国家の一般旅券を所持して香港やマカオを旅行する外国人は、香港やマカオで登録された旅行社のツアーに参加して広州珠江デルタ地域(広州、深圳、珠海、佛山、東莞、中山、江門、肇慶、恵州所轄の行政区を指す)を観光で訪れる場合、6日以内の滞在であればビザは免除されます。上記のツアーで汕頭を観光に訪れる場合、もし直接汕頭から出国して、その活動範囲が汕頭行政区を出ない場合は、上記の政策が適用されます。

四、 外国人は座席が確定された乗り継ぎ航空券を所持して国際航空便に搭乗し、直接中国を経由し、且つ経由地での滞在が24時間を超えず、また空港を出ない場合には通過ビザ(トランジットビザ)が免除されます。臨時に空港を離れる場合には、空港のイミグレーションで停留許可の手続きをする必要があります。

五、 51カ国の国民のうち、本人の有効な国際旅行証明と72時間以内の搭乗日時と座席が確定された乗り継ぎ航空券あるいは関連する証明を所持し、北京、上海、広州、成都、重慶、瀋陽、大連、西安、桂林、昆明、厦門、武漢、天津、ハルピン、青島、長沙の空港から第三国(地域)へ乗り継ぎをする場合、指定された地域内での72時間以内の停留にはビザが免除されます。それらの国(地域)は、(1)欧州でシェンゲン協定に加盟する24カ国。オーストリア、ベルギー、チェコ、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、スイス。(2)欧州のその他13カ国。ロシア、イギリス、アイルランド、キプロス、ブルガリア、ルーマニア、ウクライナ、セルビア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロ、マケドニア、アルバニア。(3)アメリカ州の6カ国。アメリカ、カナダ、ブラジル、メキシコ、アルゼンチン、チリ。(4)大洋州の2カ国。オーストラリア、ニュージーランド。(5)アジアの6カ国。韓国、日本、シンガポール、ブルネイ、アラブ首長国連邦、カタール。

六、 以下に列挙する21カ国の一般旅券を所持する国民が、中国国家観光局の許可を得て海南省で登録された国際旅行社のツアー(5名あるいは5名以上)に参加して海南省を観光で訪れる場合、15日以内の滞在であれば、ビザは免除されます。マレーシア、タイ、フィリピン、インドネシア、イギリス、フランス、オーストリア、イタリア、スイス、スウェーデン、スペイン、オランダ、アメリカ、カナダ、ニュージーランド、オーストラリア、フィンランド、デンマーク、ノルウェー、ウクライナ、カザフスタン。

韓国、ドイツ、ロシアの3ヵ国の一般旅券を所持する国民が、中国国家観光局の許可を得て海南で登録された国際旅行社のツアー(2名あるいは2名以上)に参加して海南省を観光で訪れる場合、21日以内の滞在であれば、ビザは免除されます。

七、 中国とセーシェル、モーリシャス、バハマ、サンマリノ、フィジー、グレナダは相互ビザ免除協定を結んでいます。協定の規定により、一方の締結国の国民が本国の有効なパスポートを所持し、他方の締結国に入国、出国あるいは通過する際には、滞在して30日を超えない場合は、ビザが免除されます。

八、 有効な外国人永久居住証あるいは外国人居留許可者を所持している方は中国入国に際してビザが免除されます。

九、 有効なAPECビジネストラベルカードを所持している方は中国入国に際してビザが免除されます。

 

引用:中国ビザセンター https://www.visaforchina.org/OSA_JP/index.shtml

 

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